指折り数えて待っていました
お天気は転じて晴れ
蒸し暑いくらいの陽気だけど
着物に決めていました

大切な人に会う
私は大切に思っています
着物にはそういう意味合いがあるのだと
嫌がる人はいないと思うし
なんたって店長から大出世したOさん
きっとスーツだろう
バリっと貫禄ついてるんだろうな

自分にはガッカリポイントがいっぱいあると思うから
とりあえず見た目だけでもどうにかしないと

そう
着物にはそんな弱気な気持ちに
勇気をくれる鎧にもなるんです
思い出した
着物は戦闘服だった

どうせ同業者
お水に見えたっていいでしょう
どっかのママと連れ立ってる
と思われたってOさんなら不自然じゃない

気が競って早めに身支度
手土産を探したり○ザワヤと着物屋と
すでにグッタリ
足もだいぶ痛い
待ち合わせのお店に入ってビールでも飲みたい気分
とりあえずコーヒーショップで一休み

*******高級料理******

1次会の店は昔お客と何度か
辞めてから自腹で誰かを接待した
目の前で焼いてくれる高級鉄板焼き
つまり何か特別なことでもないと来ない

何か食べたいものある？
と聞かれて
もう外食だけでご馳走ですから
と適当な居酒屋で十分だったけど

「ここくらいしかないじゃん」

20年ぶりに会うアタシに
ここを選んでくれたの？！
どうしましょー
とりあえず着物正解

着いたというので入り口で待つと
お互い数秒固まって
思いも寄らない姿にビックリ
つい遊び人みたいと言ってしまった
後で思えば大変失礼だった

「スーツじゃいかにもって感じかなと」
「今日は仕事じゃないしね」

思えばOさんはスーツ姿しか見たことがない
今日はとてもおしゃれで若くて
何店舗も抱えているCEOとは思えない

いやそういう人に限って普段はラフなのか？

何食べる？ってお任せ
メニューの中で一番高いコースを注文
おなかびっくりしちゃう


　肉の種類を選んで

焼き方を聞かれて

あーそういえはそうだ

懐かしい光景

　おなかいっぱい

お肉来るからね
全部食べなくていいよ
と言われ
そういえばここはボリュームもあったんだわ
撮ってない料理もあるけど
もう肉が来た段階でおなかいっぱい
口に入れるのもイヤなくらい
もったいないので一切れずつ
ご飯と味噌汁と香物と
最後にコーヒーとフルーツ
他の席にはアイスクリームにソースをかけてる
ああそっちの方がうまそうだ

肉が食べられないなんて
もしかしてそういう年なの？！
やだーお肉好きー（≧Д≦）

肉もだけどお野菜食べたかった
お肉が最後なんてひどい
前菜から全部おいしかったんだもの

だってそうよ
カップラーメンがご馳走と言って満足している口です
贅沢すぎてもったいなかった

残しちゃってごめんなさい
Oさんが手伝ってくれました