もういいって？
バカ男を連呼してそのままだったから
オチをつけておかないといけないので

********バカ女**********

そんなバカ男を夜な夜な相手にして
そいつらの色欲のおかげでお飯食えている自分

「オマエ最低だな」

最初は自分を痛めつけるように
どんなことでもやってきた
死ぬよりはマシじゃんと思えばどうにでもなった

今思えば陰湿ないじめ？
にも耐えられたのは
応援してくれる人もいたから
支えてくれる人もいたから

何より全員に好かれなくていい
全員に好かれるなんて無理
敵も味方もいればいいじゃん
そう開き直って好きにやった

気づいたらバカ男バカ女ばかりじゃない
自分をこうして生かしてくれている
毎日がそれなりに忙しくて
ウジウジ悩んでる暇もなくなったのか

あれだけ卑下してきた夜の世界だけど
昼の世界を影ながら支えている
なくなったらたくさんの人が困る
アタシが休んだら残念がる人もいる
そこで働くお姉さんたちも
若いのに子供がいたりして昼も掛け持って頑張っているとか
自分は何？
1人死なない程度に生きていく？
まだ甘いんじゃないの？

いろんな人間模様を見て考えさせられた
毎日違う人と会って話して
他愛のないくだらない話かもしれないけど
いいことも悪いこともいろんなことを吸収したと思う

神様なんて特に信じてないけど
あの時は神がアタシに与えた試練だった
アタシを成長させるための修行だった
人生の汚点だと幻滅したけど
年を取る前に必要な経験だったんだなーと
そう思うことにした

何よりお酒が楽しいと思えるようになったこと
これは大きな儲けです

「ヘ？酒飲むの？女のクセに」
「僕（私）は一滴も飲めません」

そういう相手とは友達になれない

********お水********

入るきっかけはあまり威張れないけど
今では誇りに思っている
人に自慢したいくらいいい経験をしたと思っている
血となり肉となって今の自分を作り上げている

けど偏見があるからあまり言わない

当時着付けの先生たちが
行った事がないからどんなところか
行ってみたいわ

と言った時
水商売の女なんて亭主の敵！
とばかりに偵察に来るんじゃないか？
と懸念したがまったくそうではなく
お着物を着てクラブでお酒を飲んで
カラオケを歌って･･･普通に楽しんで帰られた

後でわかったけど先生たちはそうして
着物を着てお出かけするのが好きで
そういう場所やイベントを探しているのだそう

酒の世界を知らないまま入った業界だけど
貴重な経験、かけがえのない知人、恩人ができた
アタシを死なないように生かしてくれた場所
そこがたまたまここだっただけ

どこかのアナウンサーが
過去の銀座のクラブでのアルバイトを理由に
内定を取り消されたというニュースがあったけど
あれこそ本当にバカバカしい

アタシが贔屓目で見るからでしょうか
こういうのをバカ男って言うんです
蒲田だって川崎だっていいじゃん
水商売だからって人間の価値を決めないでもらいたい

*******〆********

「自分を正当化しなければ生きていけない」
と某Kさんのお言葉からインスパイアして
今回の毒日記連載となったわけですけれど

なぜかって自分を自分が認めてあげなければ
自分を自分が誉めてあげなければ
どんだけ自分がかわいそうか？
それはとても不幸なこと

何かで読んだことがあります
そう気づいたのであります
まず自分を好きになってあげないとね
現状に満足して向上心を持たないのとは違います

　話はそれるけど先日
　母上にメールがうまくなったと言ったら
　「里にほめられたわ」と意外な様子で嬉しそう
　アタシがほめるなんて珍しい！ってこと？
　大人になるとほめられることが減るけど
　大人だって言われたら嬉しい
　自分は気づいたら言うようにしています

　プラスのストロークと言うそうです
　何でもいい方に取る！
　能天気でおめでたいけどそれでいい
　母上やYさんは悪い方に取るのが得意だけど
　それじゃ人生つまんなくない？
　自分からつまらなくしてるんだよ
　不幸を呼び寄せるんだよ

人間だから生きていかなければいけない
どうせ生きていくなら楽しい方がいい
充実していた方がいい
生きている価値のない人間なんていないんだって
それを決めるのは自分自身･･･

なんだか哲学の説教みたいになりましたが
「生きているだけで丸儲け」
は西の姐さんの座右の銘だっけ
本当そう思います

みんないろいろあって
みんな頑張っている
自分だけじゃないよね

これからも楽しくおいしいお酒を飲みましょう

ジャストサイズ完成