弟のB君は3月生まれで未熟児
隣の同級生K君は4月生まれ
1年も違うと体格の差が大きい
何をするにもハンデがあり
母親が気の毒がった

外で遊んでいたB君とK君
2人向き合って何をしているのかと見れば
K君が足のつま先で
B君の腹の辺りを蹴って？つついている

大きなK君に少し蹴られつつ避けつつ
B君はただ歯を食いしばり
両手を握り締めてじっとそこにいる
K君もそこは手加減して
本気で蹴飛ばしたりはしていないが

え？やられっぱなし？
勝負の差は歴然

その上げた足をつかんで！
ひっくり返せばいいじゃない
今だ！そこ！
K君もそうはさせじと引っ込める
何度やっても足をつかめない

姉としては見ていて
じれったくてしょうがない

という話を大人になって母親から聞いて思い出した

戦うのは無理
でも逃げるのは卑怯
それなら抵抗、防御はできない？
逃げ出すこともできただろう
たとえかっこ悪くとも
負けるとわかっていても
ただ何もしないでやられるだけなんて
その方がずっと耐えられないし
後悔や無念の気持ちが残ると思う

とアタシなんかは思うけど

男の子とは子供のころから
そういったプライドとか恥とか
「耐え忍ぶのが美徳」
のような気持ちが
本能的に備わっているのでしょうか

女子は口げんか
母親に報告すると

「じゃ言い返せばいいじゃない」
「あんた悪くないんでしょ」

言い返すからやり返すからいじめられない
というかイジメの形にならない
嫌がらせにも「止めてくれ」と言える
ターゲットの子の性格にもよるのかな
B君はアタシとは違う

*******男の子*******

川崎河川敷の男の子の事件を見るたびに思い出す
B君と同じ気持ちだったのかと
逃げたり反撃したりしたら
後に尚一層の攻撃が待っている
かっこ悪くて恥ずかしい
ここを耐え抜いたら強くてカッコイイ
耐えることも強さなのだと

でもまさかこの時は
本人たちも死んでしまうことまでは想定外だったかもしれない
どちらも擁護するつもりはないけれど
当事者の男の子たちの気持ちは同じだったのかなと
今は程度を知らないからエスカレートしてしまう
今回は周囲の大人にも責任があると思うけどね

その時のことをいつかB君に聞いてみたいのだけど
そういう話をするといつもはぐらかされる
奥さんや子供の前でそんな昔話をされるのはイヤなのか

女子にはわからないもの
もうとっくの昔の話
機会を見計らって聞いてみましょう

********そういえば*********

「子宮筋腫と言われたことがありますか？」

ないです
と答えたが実は
前回5年前の検査で
小さな筋腫が3つほど見つかりました
と言われたのを思い出した
経過観察でいいと思いますと

それが3cmに育ったていうの？！(ﾟДﾟ；)

調べたら女性ホルモンのせいで
中年女性にはよくある症状らしく
今のところは良性の筋腫だから心配はない

「無症状のことも多く、検診でしばしば発見されます。
「生理痛、生理の量が多い、血の塊が混じる」などがよくある症状です。
出血が多いだけでも仕事や日常生活には大きな支障になりますが、
そのために貧血状態に陥ると、顔色がわるくなり、立ちくらみ、
動悸、倦怠感を伴うようになります。」

ふむふむ当たってる
なるほどそういうこと？！
原因がわかった

昔の同僚がいつも仕事を休みがちで
色白でキャシャで虚弱体質？
この仕事は辛いなと思っていたら
ある日子宮筋腫を取る手術をした
バイクでお見舞いにも行った
その後は不調が改善したらしい
ひどく（大きく）なるとそういうことね

あんまり大きく育てるとよくないらしい
結果が出るまでわからないけど
成長過程を見守っていくしかないようです