昔の教室の生徒（Ｍ）さんが
古い着物をもらって欲しいと
教室に持ってきて皆で分けた

着るなりリメイクなり好きにしてくださいとのことで
壊すつもりで頂いた古い着物
樟脳とカビの匂いが染み付いていて
長いことタンスの肥やしだったらしい

解いたのが今年の6月

　洗濯して

アイロンかけして

何にしようかなー
せっかくの長い生地
ロングスカートかなー
フレアパンツかなー
和！って柄じゃないから何でもよさそう
などと構想を練っていたら暑い季節に

*******秋冬物*******

先日その時ぶりにMさんに会ったので
思い出して始めました

タカハシで500円で買った
ワンピースを見本に
ってコレ500円じゃ縫えませんよ

　500円の

　仕事じゃありません

この後ベルトとベルト通し
袖のボタン付けで完成

総裏にしたので大変でした
でもとても縫いやすい生地でした

最大のミスが
わざわざ遠くまでコンシールファスナーを買いに行ったのに
さあ付けようと思ったら普通のファスナーだったこと
長さと色に気をとられていたのか
まったく意味ナシ！
自分のアホさ加減にもーがっかり＿|￣|○

******リボーン*******

「頂いた着物をね！」
「えー着てくれてるの？」
「壊してワンピースを･･･」
「(ﾟДﾟ；)！」

あら、ダメでした？！
そんな反応だった
母上の黒い羽織もそう
褒めてくれる前にがっかりしているみたいな

どうにでもして
好きにして
アタシが着物のリメイクをやっていることも
分かっていて渡してくれたはずだけど
まさか本当に「壊す」というのはナシだったのか
まだ着られる着物にハサミを入れるなんて！
やはりショックなのか
着ないけど切らないで？
着物をくれる人たちというのは
そういうものなのか

ゴミはいらないものだけど
浮浪者が持っていくのはイヤだ
それと同じなのかしら

世代を超えて着物の輪廻
面白いと思っているのは自分だけなのか

できたらMさんに見せようプレゼントしようと
時間をかけていつもより丁寧に
がんばって縫ったつもりだけど
あまり喜んでくれないような気がしてきた

全体的にあちこち失敗していて自信がないので
Mさんにはお披露目にとどめておく

*******参考データ********

ファスナー(50cm)：150円
裏地（キュプラ120ｘ200cm）：380円